ホイスト22(Whist 22)

どんなゲーム?

プレイ人数:3人から5人まで

ホイスト22はタロットデッキの大アルカナだけで遊べるトリックテイキングゲームです。配られた手札を見てから自分が何トリック勝てるかを予想するゲームで、スカルキングやオーヘルを遊んだことがある方には馴染みのあるルールです。ルールがシンプルで遊びやすく、意外と盛り上がるのでタロットカードを使ったゲームの導入におすすめです。

カード構成

タロットデッキの大アルカナ(数字だけのカード1~21とエクスキューズ)だけを使います。

ゲームの準備

カードを配る人(以後、ディーラー)を決めます。ディーラーはすべてのカードをよく混ぜてから各プレイヤーに配ります。配る枚数は遊ぶ人数によって異なります。残ったカードは伏せたままにしておきます。

人数3人4人5人
枚数7枚5枚4枚
手札の枚数

点数を記録するもの(紙やトークンなど)を用意します。各プレイヤーが14点をもらってゲームを始めます。

ゲームの流れ

配られた手札を使ってカードを取り合い、最後に得点計算を行うまでの流れをラウンドと言います。誰かの持ち点が0点以下になるまでラウンドを繰り返します。

ラウンドの流れ

ビッド、カードプレイ、得点計算の順に進めます。

ビッド

配られた手札を見て、このラウンドで何回勝てるかを宣言(以後、ビッド)します(勝ち負けの判定は次のカードプレイを参照)。ビッドはディーラーの左隣のプレイヤーから始めて時計回りに進みます。ディーラーが最後のビッドを行いますが、全員のビッドの合計が手札の枚数と同じにならないようにビッドします。たとえば、3人プレイ(手札の枚数が7枚)で、前の2人が2と3をビッドしたらディーラーは2をビッドすることができません。

カードプレイ

ディーラーの左隣のプレイヤーから時計回りにカードを1枚ずつ出します。みんながカードを出したら強さを比較して勝ち負けを決めます。ここまでの流れをトリックと呼びます。

カードの数字が高いほど強いですが、エクスキューズ(★のカード)は出すときに0か22のどちらかを選択することができます。

最も強いカードを出した人がトリックに勝ちます。トリックに勝った人がカードをまとめて取り、次のトリックを始めます。前回のトリックの勝者から1枚ずつカードを出して同じよう勝負します。このようにトリックを繰り返し、全員の手札が無くなったら点数計算に移ります。

得点計算

ビッドした回数と実際に勝ったトリックの数を比較します。ぴったり一致した場合は点数は変わりません。ビッドした数より多いか少ない場合はその差分だけ失点になります。得点計算が終わって誰かが0点以下になったらゲームが終わります。その時点で最も点数の高いプレイヤーがゲームの勝者になります。

次のラウンドの準備

誰もまだ0点以下になってなかったら次のラウンドに移ります。ディーラーは左隣のプレイヤーに移ります。ディーラーは配り残しのカードも含めてすべてカードをシャッフルしてみんなに配ります。そのときに、前のラウンドより手札を1枚少ないように配ります。

手札1枚のラウンドが終わっても0点以下のプレイヤーが出なかった場合は手札の枚数を1ラウンド目と同じにしてラウンドを繰り返します。

バリアントルール

ネットやアプリで見つけたバリアントルールです。

メキシカンスタンドオフ

手札が1枚になったとき、各プレイヤーは自分の手札を見てビッドすることができません。代わりに、自分の手札を他のプレイヤーに見せるように持ちます。他のプレイヤーの手札を見て勝つか負けるかをビッドします。カードプレイと得点計算は通常通り行います。

ブラインドビッド

手札1枚のときはカードを見ないでビッドします。カードプレイと得点計算は通常通り行います。

強いカード強制

前にプレイされたカードより強いカードがある場合は出さなければならない(エクスキューズは0として出せるので対象外)。

エクスキューズ制限

エクスキューズを最終トリックで出すことはできません。

チーム戦

プレイ人数が4人のときは2対2のチーム戦で戦うこともできます。ビッドは各プレイヤーが個人で行いますが、得点計算のときはチームで勝ったトリックの数の合計とビッドしたトリック数の合計を比較します。各チームが14点の持ち点で初めて、どちらかのチームが0点以下になったらゲームが終わります。

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